そんなこんなの塾経営

20数年前に高知に移住して

自宅の一室で塾を開きました。

ビジョンとは大きく異なり

相変わらず写真のような

こじんまりとした塾のままです。

塾を開いてから生徒が100名を超えるまで

1年もかかりませんでした。

このままいけば5年以内に1000名超とか

思いあがったのがつまづきのもとでした。

心の底から反省しています。

特に

この10年間は採用難にあえいでいます。

1000万円の給与を提示すれば

すぐにでも社員はそろうかもしれませんが

青息吐息の塾経営者には

そのような余力はありません。

それに輪をかけ

進学校の生徒さんであっても

学力の二極分化が進み

※ 当然下の方が多数派。

手がかかると言ったら大変失礼ですが

まさしくおんぶに抱っこの生徒さんが

増えてきています。

それを人海戦術でフォローしようとしても

見回せばスタッフがいないという

極限状況が続いています。

若手スタッフの離職で

2教室閉鎖の憂き目にあったのも

つい数年前のことです。

2017年から

毎年1000万円以上を投入して

人材不足の中でもやっていける

学習管理ソフトVectorを開発しました。

今年から他塾に声を掛け

他塾での使用も始まりました。

もしかして私が世の中に残したのは

Vectorだけかもしれません。

とにかくこの塾業界は人手不足です。

ただ、最近少しだけ変化がありました。

京大の同窓の野中や、

塾の卒業生の阪大卒の梅原が

仲間に加わったことです。

語弊があるかもしれませんが

難関大卒の人間はやはり優秀です。

例外はあるとは思いますが

めんどくさい受験勉強で培った

「誠実さ」「努力を惜しまないこと」と

「反応の良さ」

以上の特質は

私にとって干天の慈雨となりました。

お願いしたことがクイックレスポンスで

戻ってくるというごく当たり前のことが

限りなく新鮮に感じられます。

私も年を取りました。

残された時間

誰が塾経営をやっても

きちんと成果を出し

生徒さんに喜んでもらえるような

システム・仕組みを作り

後世に残せたらと考えています。

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