成績上位者の努力具合

あまり勉強しないのに

成績がいい子の割合について

高校受験

10人に1人の割合で、そんな子がいます。

中学受験

20~30人に1人の割合となります。

土佐塾模試で偏差値65以上の子。

6年生の模試(受験者800人で)で

上位20~30番以内の子(愛光合格圏)は

大半がそんな子でした。

対して大学受験になってくると

20年以上塾をやってきましたが

次の3名くらいしか思い浮かびません。

20年以上前の卒業生

学芸から東大(理Ⅰ)に進んだYさん。

高校から学芸に入学し

最初の模擬テストでいきなり学年1位でした。

クラブをやりつつ

「定期テストなので塾を休みます」

そのような発言は一切なく

あっさりと東大に合格していきました。

現在はソフトバンクで活躍しています。

10年以上前の卒業生

追手前から東大文Ⅲに合格したSさん。

進振りで理転して(きわめて稀有な事例)

数学科に進み

修士・博士課程を優秀な成績で終え

東大の研究者になっています。

最後は3年前の卒業生

灘から一浪して東大(理Ⅲ)に進んだIさん。

1年間の浪人生活をそばで見ていましたが

小林の添削指導を楽しそうに受けていました。

それ以外は

あまり勉強しないのに

好成績だった生徒はいません。

東大・京大の合格者であっても

席についたら根が生えたように動かず

ひたすら自学自習をするタイプ。

本の背表紙が擦り切れていたり

マーカーを引きすぎて紙が破れていたり

勉強している姿を見ると

高校生というよりは

神々しい

そんな印象を受けました。

何が言いたいかというと

大学受験は高校受験とは次元が違うという事。

これだけで東大とか

この方法で楽に医学部に合格する

そんな受験産業のキャッチフレーズに

踊ると受験産業の養分になり果てます

大学受験で大多数の人にとって必要な能力とは

「量をこなせるか」ということにつきます。

量をこなすと言っても

「受動的に課題を出されたからやる」ではなく

「能動的に自らの課題としてやり切る姿勢」

これが大切です。

大学受験(一般入試)というのは

気長に

能動的に

主体的に

学習し続ける能力がないと

厳しい結末が待っています。

こんな仕事をしていると

毎年のように

「量が才能を凌駕する」生徒さんを見ます。

特に英語や理系の化学においては

その傾向が顕著です。

英語・化学の偏差値70超の生徒さんで

量がこなせないというタイプはいません。

そのあたりを手堅くまとめていけば

今の成績がたとえどうあれ

神戸大あたりまでは

何とかなると私は思います。

ということで

受験を自分の事と捉える

姿勢・考え方・人生観・習慣が大切です。

Vector課題についても、

自分の問題であることを直視して

能動的に学習を続けて下さい。

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